トルコリラの政策金利は15%以上!高金利なのに専門家が避ける理由

2019年9月のトルコ政策金利が16.5%と高いのが特徴。
とんでもない高金利ですが、1年前の2018年9月には24%という驚愕の金利となりました。

このような状況ですからスワップ金利の運用を考えている人からは注目されるのは当然ですね。

さて、この状況は本当にチャンスなのでしょうか?

個人投資家の盛り上がりとは反対に、専門家は警戒感を高めているのが実情。
今回はトルコリラのリスクについて書いていきます。

※個人的な投資のついての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。

高い金利はリスクの裏返し!大金を投じるのは危険?

トルコリラ建ての債券が10%を超える金利で発売されるのは当たり前のような状況となってきました。

資産運用での常識的な話をすれば、この水準の商品は手を出すのは危険。
なぜならば、「そこまでしなければ買ってくれない・・」という意味だからです。

例えば、トルコはインフレ率は約15%となっており、南アフリカやメキシコといった他の高金利通貨と比較しても約2倍のインフレ率となっています。

インフレは通貨の価値とも非常に密接な関係があり、理論上は高金利は貨幣安となるリスクが高いとされています。

つまり、金利は高いけど通貨の価値がどんどん下がる可能性があるわけです。

ちなみに安全性を指標となる格付けは投資不適格(ジャンク債)で、直近でも引き下げが続いている状況。

格付け会社 直近の格下げ状況
ムーディーズ:2019年6月 Ba3 ⇒ B1 
フィッチ:2019年7月 BB ⇒ BBー

“長期保有でスワップ金利を貯める”と考えている人も多いのですが、リスクも高いので節度をもった金額で取引をするようにしてください。

トルコリラの不安点をシッカリ確認!

トルコに関して言うとファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が、新興国の中でもかなり悪い点が気になります。

一般的には経常収支が赤字で対外債務残高が多い国は、ちょっとしたことで売られてしまうので注意が必要。

下がりやすい通貨の特徴
過去の統計データを確認すると「経常収支の名目GDP比」、「対外債務残高の名目GDP比」、「外貨準備高の短期対外債務残高比」の3項目が悪い通貨は売られやすい。

新興国の多くは3項目に対して不安はあるのですが、10年前と比較すると何かしら改善しており、以前と比べるとリスクは減少しています。

しかし、トルコに関しては上記3項目が10年前と比べて全て悪化しています。

現在は先進国の米国が政策金利が約2%と高いこともあり、新興国に流れていたマネーが逆流(米国に回帰)しやすい状態にあります。

その中でも、特にトルコには厳重警戒が必要・・

また、強権的と指摘される現職のエルドアン大統領が2018年6月に勝利して独裁化が懸念されています。

海外(特に米国)とも緊張と緩和が繰り返されており、通貨も落ち着きがありません。

さらにエルドアン大統領の強権政治を良しとしない人達も国内に多いので内政も不安定というのが実情です。

このような状況の中で、スワップ金利が高いからという理由だけでトルコリラを買うのは勇気がいる状況です。

勿論、順調にトルコリラが上昇してスワップ金利もガッポリという可能性もあるわけですが、やはり資金は一部だけに留めるのが無難だと思います。

トルコの良いところは?

トルコに関して言えば、人口が右肩あがりで増加しており平均年齢が若いという点は大きな魅力です。

現在の経済は弱さが目立つのですが、IMF(国際通貨基金)の経済見通しも将来的には回復していくとなっています。

また、海外要因として米国との関係が悪い点(経済制裁への不安)があるのですが、これが将来的に良好な関係へとシフトした場合は通貨が大きく上昇する可能性もあります。

資金を全力投入するようなことは危険ですが、一部のみという事であれば充分に魅力はありそうですね。

投資するなら積立型がおすすめ!

トルコリラは高金利ですが、通貨が乱高下するのがデメリットです。

また、変動も徐々にという感じではなくズドンと強烈に動くので、タイミングを見計らった投資が難しいのが実情。

スワップ金利を狙う投資をするならば、価格変動リスクを抑える工夫が必要になります。

具体例として挙げられるのは、毎日一定額を買い付けるドルコスト平均法です。

毎日定額の購入をすることにより『通貨が高い時には少なく・通貨が安い時には多く購入できる』のがメリット。

細かく小分けに買い付けることで、購入価格を平準化することができます。

この方法が簡単に実践できるFX会社としては、SBI FXトレードの『積立FX』が有名です。

SBI FXトレードの評価は?マジで凄すぎる3つのメリット

『積立FX』だと毎日積立の設定がワンタッチで可能なので、日々の注文はホッタラカシでOK。

ちなみに私は『米ドル』積立FXを数年実施しており、現在は年間で約20万円のスワップを受け取っています。

FXの初心者でも積立ならば価格変動リスクが抑えられるので、気軽にチャレンジできると思います。

積立FXの公式ページはこちら

また、スポット投資を考えている人はチャート分析は必須!
値ごろ感(前よりも安い・・)だけで取引をして多くの投資家が失敗しています。

チャート分析の初心者でヤリ方が分からない人は証券会社の機能を利用するのも方法です。

例えば FXプライムbyGMO が提供する『ぱっと見テクニカル』は、ワンクリックで「過去の値動き」参考にして「将来の値動き」を予測するサービスがあります。

FXプライムbyGMOの評価は? ガン見必須!3つの神機能に注目せよ

参考までに、この2社のトルコリラのスワップポイントは※1日あたり60円~65円でFX会社の中でも上位となっています。
※2019年9月30日~10月6日の1週間

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